お役立ちコラム
給湯器は「つけっぱなし」「都度消し」どっちがいい？
あなたの家では給湯器の電源はどうしていますか？
給湯器の電源を付けっぱなしにしていると、なんとなく電気代やガス代がかかるといったイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
逆にエアコンのように付けたり消したりする度に光熱費がかかるといったイメージを持たれている方もいるかもしれません。
今回は、付けっぱなしにする方がいいのか都度切る方がいいのか費用面や安全面から解説していきます。
給湯器の電源をつけっぱなしにすることのメリット
使いたい時にすぐにお湯が使える
給湯器の電源を都度切っていると、使いたい時に電源を付ける作業が発生します。
付けっぱなしの場合はキッチンなどでお湯を使いたい時に水栓をお湯に切り替えるだけでお湯が使えるので便利です。
これは付けっぱなしにすることの最大のメリットではないでしょうか。
わずかな電気代で快適な温度を維持
給湯器をつけっぱなしにすることで、わずかな電気代で常に快適な温度を維持できている場合、つけっぱなしのメリットがあると言えるでしょう。
特に温水床暖房や温水パネルヒーターなどを併用している家庭では、給湯器を常に稼働させておくことで室内温度を安定させることができます。また、温度の急激な変化が少ないため、給湯器の負担も軽減され、結果的に機器の寿命が延びる可能性もあります。
給湯器のつけっぱなしは危ない？
つけっぱなしにしていると火災につながるんじゃないか？寿命が短くなるんじゃないか？
電源はこまめに切って、種火を消さないといけないと考えている人もいるかもしれません。
壁掛け給湯器の場合
このような壁掛け給湯器の場合は、電源が入った状態でも水が流れていないと種火が点火することはありません。そのため、給湯器の電源がつけっぱなしの場合でも、火災につながる可能性は低いといえます。
また、最近の給湯器にはガス漏れや長時間のガスの出しっぱなしを感知して、自動でガスの供給を止める安全装置が付いているものが多くあります。
ただし、10年以上使用している古くなった給湯器をお使いの場合はその限りではありません。
ガス漏れや安全装置がついていなかったり、安全装置に不具合が生じている可能性があるので注意しましょう。
風呂釜の場合
バランス型風呂釜は1965年以降に広く使用されていた、種火が点灯するタイプの給湯器です。
風呂釜は、お風呂を沸かしたり、ぬるくなったお湯を再加熱したりする「追い焚き」に使われます。
バランス型風呂釜の場合はオフにしないと、ずっと種火が点灯している状態になるので火災に繋がる可能性があります。そのため、使用後は毎回種火を消しておくようにしましょう。
給湯器をつけっぱなしにした場合の影響は？
電気代がかかる
給湯器の電源のオンオフに関わらず、待機電力が発生するので電気代がかかります。
ただし、毎回電源を切ることで、年間で数百円程度節約することができます。
電気代を節約したい方は、毎回電源を切るようにしましょう。
ガス代がかかる可能性がある
現行の給湯器は、水が流れないと種火が点かないためガス代は掛かりません。しかし、給湯器をつけっぱなしにしているとうっかりガスを使ってしまい、ガス代がかかってしまうケースがあります。
たとえば故意がなく水栓のレバーがお湯になっている場合、ガスを使ってしまいます。
その場合少しでも年間にすると大きな差が出来る可能性があります。
給湯器のつけっぱなしは壊れる原因になる？
古い機種の場合、リモコンの画面がつけっぱなしになると液晶が焼き付きを起こして故障する原因になっていました。しかし近年の給湯器のリモコンには省エネモードが搭載されていることが多く、こうした液晶の故障リスクも少なくなっています。
今ついている給湯器は古くないか確認しましょう。
給湯器の寿命は？
給湯器の寿命は約10年！
給湯器の寿命は一般的には約10年と言われています。各メーカーでは標準的な使用条件下で、安全上支障なく使用することができる設定標準期間を「10年」と定めています。
給湯器の製造年月日の確認方法は、給湯器の正面のフロントパネルや、側面に記載されていることが多いので確認してみましょう。
給湯器の寿命が近いサイン
- お湯が出ない
- お湯の温度が不安定になる
- 追い焚きができない
- 給湯器から異音や異臭がする
- 給湯器から水漏れが起きている
- 給湯器から煙が出ている
上記の症状が出ている場合は早めに給湯器を交換することをおすすめします。
特に寒い時期は壊れやすくなるので使用年数が古くなっている場合は注意しましょう。
まとめ
給湯器の電源はつけっぱなしでもあまり問題はありません。
ですが古くなった給湯器や風呂釜は火災の危険性も出てくるので、もし給湯器に不調を感じたらすぐにお問合せくださいね^^
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