お役立ちコラム
造作洗面台にして後悔!?メリット・デメリットについて
最近、リフォームの際に一般的な既成の洗面台ではなく「造作洗面台」を選ばれる方が増えています。
洗面台は毎日使う場所なので、オシャレで自分好みに仕上げたいですよね。
しかしオリジナリティを追求できる反面、「造作洗面台」をいざ使ってみて後悔…なんて声も><
今回はそんな「造作洗面台」についてクローズアップしていきたいと思います!
造作洗面台とは
造作洗面台とは、洗面ボウル、カウンター、水栓金具(蛇口)などをそれぞれ独自でセレクトして作ったオリジナルの洗面台のことです。
水回り設備の中では比較的安く造作しやすいため、造作洗面台を検討しやすいかもしれません。タイルを貼ったり、おしゃれな洗面ボウルを採用したり…選ぶ楽しみもありますよね^^
まずは既成の「ユニット洗面台」にはない魅力についてまとめてみました。
造作洗面台のメリット
空間に合わせてサイズ調整できる
既製品の「ユニット洗面台」は、一見すき間なく設置できるように思えますが、サイズのパターンや組み合わせが決まっているため「間取りにしっくり収まらない」というケースも少なくありません。
ちょっとしたデッドスペースや空間に圧迫感が出てしまったり…間取りに制限のあるリフォームではなるべく避けたいところです。
空間に合わてサイズ調整のできる造作洗面なら、洗面室の広さと洗面台の使い勝手にも考慮して設計することも可能です。
自分好みのデザインにできる
憧れの海外メーカーの洗面ボウルやホテルライクなダブル洗面…など、デザイン性も機能性もワンランクアップした、こだわりの洗面台を自由にコーディネートすることができます。
最近では、デザイン性に富んだ洗面ボウルや水栓をネットで検索・注文することができます。
また洗面台だけでなく、洗面まわりの鏡や照明、収納、クロスといったアイテムも自由に選ぶことができるので、よりオリジナリティの高い空間を造り出すことも可能です^^
ワーキング・ビーで施工した事例
こちらは以前、ワーキング・ビーで施工した造作洗面台です。
施主様が海外で購入されたこだわりのタイルを使って造作しました◎とっても個性的でオシャレに仕上がりました^^
家全体に統一感を持たせられる
家全体をリフォームする際、家そのもの雰囲気とマッチした洗面台にすることができます。
使う素材、パーツなどで、お家の雰囲気が変わります。
ですから、それらの使う素材やパーツをセレクトしていくことで、家そのものとマッチした、家自体に統一感を持たせることのできる洗面台にすることができることが造作洗面台の魅力でもあります。
使い勝手にあわせて設計できる
造作洗面では、洗面ボウルや水栓だけでなく、洗面カウンターの仕様や洗面所の収納設計、鏡や照明といったインテリアのデザインも自由にコーディネートすることができます。
そのため、空間の見栄えはもちろん、ご家族の使い勝手を考えたボウルの数・大きさ、カウンターの高さ・長さ、収納の量・配置など、ライフスタイルや一人一人の希望に合わせて造作設計を進めていくのが理想的です。
造作洗面台のデメリット
さて、良い所尽くめに思える「造作洗面台」ですが、やはりデメリットも…
デザイン設計が難しい
造作洗面台はご家族のライフスタイルや希望に合わせてデザインや仕様を設計していくので、当然既製品を選ぶより時間と労力がかかります。
ただ近年では参考になる実例も増えてきていますので、お好みのテイストや使い勝手の良さそうなデザインをメーカーサイトの実例やインスタグラムなどで検索してプランを進めていくのもいいかもしれません。
費用が高くなる
洗面室の広さや使用する材料、導入するアイテムなどによって変わってきますが、こだわればこだわるほど値段は上がっていきます><
既製品と比べて機能が落ちる場合も
デザイン面を重視して選んだ造作洗面台は、既製品と比べて機能性が落ちることがあります。
洗面台は毎日使う設備ですので、使い勝手は非常に大切ですよね…。
しかも造作洗面台にして後悔した方のお声のほとんどが機能面に関する点です。
保証がきかない?
造作洗面ではお好みのパーツを組み合わせて設計していくので、素材によっては相性が良くなかったり、使い勝手に支障が出たりするケースも考えられます。
ところが造作洗面台はボウル・カウンター・配管など様々な部品を複数のメーカーから集めて施工することが多いため、既製品の洗面台のように1社のメーカーが洗面台の保証をしてくれるという訳にはいきません。
トラブルの際保証がきかない、ということが一番のデメリットかもしれません><
配管メンテナンスができないことも
造作台の仕様によっては、給排水管部分を覆い隠すなど、メンテナンス性に配慮されていないケースもあります。そのような場合、トラブルの際には部分的に洗面台を解体しなければならない…なんてことも><
給排水管の中でも「排水トラップ」と呼ばれる管がある部分は、必ずメンテナンス可能な仕様にすることが重要なので、計画段階からきちんと確認するようにしましょう。
造作洗面台にして後悔の声
掃除が大変
造作洗面台は、カウンター材や洗面ボウル、水栓などをそれぞれカスタマイズして組み合わせるため、一般的なシステム洗面台のように一体型ではありません。
洗面ボウルとカウンターの継ぎ目や水栓の根元などに水滴やホコリが溜まりやすく、お手入れの大変!という声が多いです><
可愛いタイルを採用したら、目地の汚れが気になったという方も…。
また造作洗面台のカウンター材として木材が人気ですが、カビやシミが発生しやすいというデメリットがあります。
木材はカビ取り剤など使用できないため、どんどん広がるカビやシミに後悔を感じる方も少なくはないでしょう。
失敗しないためのポイント
木材カウンターでも美しく保つには、水が浸透しづらいウレタンやガラス塗料などを塗布する方法があります^^
できる限りお手入れの手間を減らしたいという場合には、人工大理石やメラミン材を使用したカウンターがおススメ。
またタイルの代わりに防水機能のあるタイル調のクロスを採用する方法もあります。
収納が足りない
収納部分の扉や引き出しのないオープンタイプすると大幅に費用を抑えられることもあり、シンプルなカウンターと鏡…といった組み合わせにされる場合が多いのですが、そのため収納スペースがほとんどない!と後悔することに><
洗面台回りは、化粧品やドライヤー、洗剤のストックなど、意外に物が多いもの。せっかくの造作洗面台も、ごちゃごちゃと散らかってしまえばおしゃれさは半減します><
失敗しないためのポイント
造作洗面台をデザインする時に、あわせて収納スペースもしっかり計画しましょう。
洗面台の上下左右に、デザインイメージに合わせた造作棚やニッチを設けたり、シンプルなデザインのミラーキャビネットを合わせるのも人気の手法です。
棚に扉を付けない代わりに、ラタンのカゴなどを用いてもおしゃれな雰囲気がつくれますよ^^
『見せる収納』もインスタグラムなどで調べるといっぱい出てきますよ^^
水ハネが気になる
オシャレさやデザイン性を優先して洗面ボウルを選んで、使いにくいと後悔される方も多いです><
底が浅い洗面ボウルは水が跳ねやすく、洗面台回りが汚れやすくなることも…。さらに、水栓の吐水位置によっても、水ハネが起こりやすくなります。
失敗しないためのポイント
洗面ボウルは、ある程度底の深いものを選ぶと水ハネの心配が軽減されます。
水栓の形状や位置も重要です。水栓とボウルの組み合わせや位置などによって変わってきますので、ショールームなどで実物をチェックするのも大切です。
どうしても水ハネが気になる箇所には、汚れを拭き取りやすくシミやカビの心配のないパネル材を使用するとお手入れが楽になります。
水栓が使いにくい
既製のシステム洗面台ではシャワーホース型の水栓が主流になって来ています。シャワーホース型の水栓ってなにかと便利ですよね^^
ところがデザイン性の高い水栓を選ぶとシャワーホースが伸びないので不便だと感じることも。洗面台で頭を洗ったり、バケツなどを置いて使ったりする習慣のある方は、水栓選びを失敗してしまったと後悔されている方が多いようです><
また、デザイン性の高い水栓を選ぶと、エコ機能がないケースも少なくありません…。
洗面台は毎日家族全員が使うので、節水型の水栓を選ぶようにしましょう。
失敗しないためのポイント
日ごろの使い方に合わせて、シャワータイプなどの水栓を選びましょう。
機能性の高い水栓は多少デザイン性が劣る傾向がありますが、その代わり鏡や照明をこだわるだけでもおしゃれな雰囲気に仕上がりますよ^^
照明が暗い
造作洗面台をオシャレに演出するために、デザイン性の高い「ブラケット照明(※壁に取り付けるタイプの照明器具のこと)」や間接照明を採用される方が多いのですが、暗くて使いづらい…と後悔してしまうことも><
厚みのあるミラーキャビネット(※小物を収納するキャビネットとミラーがセットになったもの)を採用した場合、厚みを考慮せずに、鏡のすぐ上に壁付けの照明を施工すると、鏡が邪魔をして洗面台が暗くなるケースがあります。
施工後でないと気付きにくい細かいポイントですが、暗い洗面台はかなり使いにくいので要注意です。
失敗しないためのポイント
身だしなみを整えたり顔色をチェックしたりする洗面台は、自然の太陽光の色に近い「自然色」や「昼白色」のライトを採用するのがおすすめです。
また、鏡をのぞいた時にもきちんと顔に照明が当たるように位置を検討することが大切です。
コンセントが使いにくい
コンセントは、施工会社が当然計画してくれるだろうと考え詳細を確認せず、使い始めてから「数が足りない」「位置が悪い」と感じてしまうケースが多く見られるようです^^;
失敗しないためのポイント
計画時点で、必要なコンセントの数と使い勝手の良い位置を検討しましょう。
何カ所もコンセントを露出させたくないという場合には、収納棚やキャビネットの中に設けるのもおすすめの方法です。
費用が高すぎた
造作洗面台は既製のシステム洗面台に比べ、手間や建材費が増すために工事費用が高くなる傾向にあります。
仕様にこだわり過ぎて、結果的に予算オーバーしてしまい後悔…という声が多くあります><
失敗しないためのポイント
一般的な造作洗面台の費用相場などについて調べ、はじめに予算を決めてしまうことが大切です。
施工会社にとっても、予算が決まっていればその範囲での提案がしやすくなり、結果として選択肢の幅が増えることもあります。
できる限り予算を抑えたいという場合には、洗面台と洗面ボウル部分を既製品、棚やミラーを造作でつくるなど、既製品を活かすことも考えてみましょう!
洗面台を造作する時の注意点まとめ!
色々と後悔したとの声が多い造作洗面台…とはいえ、一番良く使う場所でもある洗面所をオシャレで落ち着く空間にしたいですよね。
せっかくの造作洗面台で後悔しない為の注意点をまとめました^^
使い勝手をイメージする
造作洗面台を計画するうえで一番大切なことは、使い勝手をイメージしながらデザインを決めることです。
一日の時間帯ごとに、洗面台を使う人数、用途などを具体的にイメージしてみると
・朝に複数人が使用して込み合うようであればツインボウルが良いかも?
・洗面ボウルに水を張って洗い物をする習慣があれば大きなサイズが便利かも?
…などなど、どんな洗面台にすればいいか見えてきます^^
現在洗面台周りにある物の量をチェックし、どの程度の収納スペースを確保すればよいかも検討しましょう!
これから家族が増える、または小さなお子様のいるご家庭は、スペースに余裕を持って収納を設けるのもポイントですよ。
お手入れのしやすさを重視する
いつでもスッキリと片付いていることも、おしゃれな洗面台の大切な要素です。
デザイン性だけでなく「シミやカビができにくい」「水垢が目立ちにくい」などのメンテナンス性に配慮すると、いつもでもきれいが続く造作洗面台を実現できますよ^^
既製品との併用も検討する
既製の洗面台は、メンテナンス性や機能性、水栓と洗面ボウルの相性など、非常に細かいレベルで研究され、多くのメリットがあります。
そのため既製品を部分的に採用するのもおススメです。
またアクセントクロスやタイルを施工したり、オシャレなタオルリングや照明を取り付けたり、鏡を好きなデザインに替えたり…
+αの工夫をすることで雰囲気を変えることもできますよ^^
造作洗面台は、キッチンやお風呂などの水廻りの中で比較的低コストでおしゃれにリフォームできる工事です。
デザイン性だけでなくメンテナンス性や機能性にも配慮しながら、こだわりの洗面台を実現しましょう!
お気軽にワーキング・ビーまでお問合せくださいね^^
地域の皆様を最優先に「地域No.1」の工務店になる為に、スタッフ一同、誠心誠意頑張っております。
地元密着だからこそできるワンストップ対応。安さだけじゃないリフォームをお届けします。
□*■*□*■*□*■*□*■*□*■*□*■*□
ワーキング・ビー
フリーダイヤル:0120-70-1822
最新チラシ情報はこちら
□*■*□*■*□*■*□*■*□*■*□*■*□