お役立ちコラム
IH vs ガスコンロ?どっちの光熱費が安いか比較してみました!
ガスコンロか、IHコンロか。
リフォームの際「IHクッキングヒーターとガスコンロ、どちらを選ぶべきだろう?」と悩まれる方は多いのではないでしょうか。
使い慣れたガスコンロにするのか、掃除が楽ちん!スタイリッシュで最新機能満載のIHクッキングヒーターにするのか。
今回は「光熱費」という観点から両者を比較してみたいと重います^^
IHクッキングヒーターの電気代
IHコンロは、電気で発生させた熱で加熱調理を行う電化製品です
そもそもIHクッキングヒーターとは、キッチンで火をつかわずに加熱調理ができる電化製品です。
鍋やフライパンに直接火をあてて加熱するガスコンロに対して、IHクッキングヒーターは「誘導加熱(Induction Heating)」の原理をつかって加熱します。
IHとは、Induction Heatingの頭文字を取ったものです。
誘導加熱とは、導線に交流電気を流して磁力線を発生させると、近くに置いた金属などの導電性材料が発熱する電磁誘導の仕組みを利用した加熱方法。IHクッキングヒーターの内部にあるコイルに電気を流すことで強力な磁力線を発生させて、ガラストップの上に置いた鍋などを温めることができます。
火をつかわないため安全性が高い上、大きな熱を短時間で高出力することができ、実はエネルギーロスが少ないという特徴があります^^
IHクッキングヒーターの1時間あたりの火力別電気代
IHの電気代は契約している電気料金プランや調理をする時間帯、使用する調理器具、IHの性能など、さまざまな要因によって変わってきますが、ここでは1kWhあたりの電気代(※エネルギー単価)をすべて31円として計算します。
IHクッキングヒーターの電気代=消費電力(kW)×稼働時間(h)×31(円/kWh)
火力 | 消費電力の目安 | 1時間あたりの電気代の目安 |
---|---|---|
弱火 | 0.1~0.3kW | 約3.1~11.47円 |
中火 | 0.5~1kW | 約15.5~31円 |
強火 | 1.45~2.5kW | 約44.95~77.5円 |
弱火で1時間ゆっくり煮込んだ場合と、強火の調理を1時間続けた場合では、電気代に大きな差があることがわかります。火力が大きくなるほど、電気代もかさむと考えていいでしょう。
ガスコンロのガス代
ガスは都市ガスとプロパンガスの2種類
次はガスコンロのガス代も計算してみましょう^^
ガスは都市ガスとプロパンガス(LPガス)の2種類あります。
一般的にガスコンロの性能は、「kW」で表示されます。ガスコンロで使用するガス代を計算する際には、kWを発熱量(MJ)に換算する必要があります。1kW=3.6MJ/hなので、ガスコンロのガス代は下記の式で計算することができます。
ガスコンロのガス代=出力(kW)×3.6MJ/h×時間(h)÷ガスの発熱量(MJ/m³)×ガス料金(円/m³)
一般的なガスの発熱量は、東京ガスの都市ガスで45MJ/m³、プロパンガスで99MJ/m³です。また、都市ガス料金は183.95円/m³、プロパンガスは652.9円/m³として計算します。
以上を前提として、弱火(0.38kW)、中火(1.68kW)、強火(2.97kW)の各火力でガスコンロを1時間使用した際のガス代を計算します。
※参考:東京ガス株式会社「都市ガスについて」
ガスコンロの1時間あたりの火力・種類別ガス代
火力 | 出力(ガス消費量) | 都市ガスの 1時間あたりのガス代 |
プロパンガスの 1時間あたりのガス代 |
---|---|---|---|
弱火 | 0.38kW | 約5.59円 | 約9.02円 |
中火 | 1.68kW | 約24.72円 | 約39.89円 |
強火 | 2.97kW | 約43.71円 | 約70.51円 |
同じガスコンロでも都市ガスのほうがプロパンガスよりも大分安くなります。
また、弱火と強火の調理でも1時間あたりのガス代でもかなり違ってきます。
やかんのお湯を沸騰させる場合、強火で一気に沸かしたほうが節約になりそうですが、実はやかんの底から炎がはみ出る分、エネルギーロスが生じています。かといって、弱火では沸騰までの時間が長くなり、強火よりさらにガス代がかかってしまいます。そう考えると、中火で沸かすのが最も経済的といえますね。
IHとガスコンロのコスト比較
IHクッキングヒーターとガスコンロの1時間あたりのコストを比較すると
IHクッキングヒーター(強火) 約44.95~77.5円
ガスコンロ(強火) 約43.7~70.51円
という結果に。
ガスコンロのほうが若干安いものの、思ったほど違いはないように感じます^^
また、IHクッキングヒーターは熱効率が高く、湯を沸かすのもガスコンロより短時間で済む場合が多く、オール電化の住宅や、時間帯別の値段設定がある新電力の利用などで、総合的に見るとIHのほうがコストが安くなる可能性が高いといえるでしょう。
IHクッキングヒーターの電気代を節約する方法
電気代の安い時間につかう
昼間は仕事などで外出していることが多く、帰宅してからまとめて料理をする習慣がある人は、夜間が割引になるプランを契約するのがおススメです^^
電気代の安い時間帯に翌朝のごはんの下ごしらえやお弁当の支度を済ませておくといった工夫をすることで、多少なりとも電気代を抑えることが可能です。
ちなみにガス料金は都市ガスでもプロパンガスでも時間帯で料金が変わることはありません。
一日家に誰かいることが多いご家庭では、ガスの方がコストが抑えられる可能性が高いです^^
節電機能を利用する
IHクッキングヒーターに搭載されている節電モードを使えば簡単に節約できます^^
節電モードとは、使用状況に応じて総消費電力の設定を変えるもの。節電ボタンで切り替えるだけで、簡単に使用電力を落として稼動してくれます。
メーカーや種類によっては、余熱から加熱までの火加減を自動でコントロールすることで無駄を防いだり、電気が多くつかわれる時間帯だけ最大消費電力を抑えたりすることもできる場合もあります。
面倒な手続きや難しい作業が不要なので、取り組みやすい節電方法といえるでしょう。
適した調理器具をつかう
IH対応の調理器具は、熱伝導率を考慮したつくりで、調理時間の短縮が可能です。
また、IH対応器具には加熱を助ける性質のものがあります。たとえば、鍋の圧力を高めて通常より高い温度で加熱できる圧力鍋は、調理時間が短縮できるため電気代の節約につながりますね^^
電子レンジと併用する
IHクッキングヒーターと電子レンジを併用することで、電気代を節約できます^^
あらかじめ下茹でしておきたい食材を電子レンジで加熱しておくと、IHクッキングヒーターの電気代の節約に加えて、時短にもなって便利です。軽く煮込みたいものも、電子レンジを活用するのがおすすめです^^
まとめ
IHクッキングヒーターとガスコンロ、「光熱費」という観点から比較してみました^^
結果は「都市ガスのガスコンロ」が一番安いといえます。光熱費を重視するのであれば、都市ガスがある地域ではガスコンロ、都市ガスがない地域ではIHクッキングヒーターの方がお得かもしれません。
IHなら生活スタイルに合った料金プランを選ぼう!
IHクッキングヒーターは、火災の心配をしたくない人やキッチンをきれいに保ちたい人におすすめのコンロです。
IHクッキングヒーターの電気代を抑えるためには、プランの変更や電力会社の乗り換えなど検討してみてはいかがでしょうか。
▼IHとガスコンロのメリットデメリットについての記事も参考にしてください^^
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