お役立ちコラム
カーポートのサイズはどうやって決めるの?
雨や雪、真夏の強い日差しなどから愛車を守ってくれるカーポート。以前カーポートについて解説いたしましたが、今回は特に「サイズ」という観点からお話したいと思います^^
「サイズ」を間違えてしまうと、駐車場スペースが無駄になるなんてことにも…きちんとサイズを確認して、後悔のないカーポートを選んでくださいね。
▼カーポートについて解説したこちらの記事も参考にして下さい^^
カーポート選びで最も重要なポイント「サイズ」
カーポートで必要なサイズとは?
カタログなどでは、カーポートの寸法を幅(W)=「間口」、長さ(L)=「奥行き」、「高さ」(H)で表記しています。
幅(W)=「間口」
車の入口部分の寸法を指し、置く台数によって最も大きく変動する部分。車を出し入れする時の回転半径やドアの開閉なども考慮して、車体の幅よりも余裕のあるサイズを。
長さ(L)=「奥行」
カーポート全体の長さで、車体の全長+60cm~が一般的。ただし、2台以上の車を縦列駐車する場合などは、必要な奥行も変わってきます。
高さ(H)=「柱の高さ」
カーポートでは、一般的に「柱」の高さを指します。車体の高いワンボックスカーや、キャリアーを取り付けている場合は、それに応じた高さに。設置する場所の傾斜なども考慮しながら検討することが大切です。
有効寸法は狭くなる
ちなみに…カタログに記載されている寸法は、車が駐車することができる有効寸法のことではありません><
カタログ寸法は、柱なども全部含めた端から端までのこと。一般的なカーポートの柱は、1台用ならお車に対して左右どちらか片側、2台用なら両側の端に建ちます。幅のサイズから、この柱の厚み分を除いた寸法が有効寸法ということになります。
あなたの車の大きさは?
カーポートを選ぶ際、まずは駐車する車のサイズをチェックしましょう!
正確なサイズは車検証などで確認できます^^
またドアの開閉方法や形状などによっても必要なスペースが変わってきます。スライドドアなら省スペースですみますが、スポーツカーのようにドア幅の大きなものはカーポートとの幅にも余裕が必要になります。「今どんな車に乗っているか」はもちろん、「将来どんな車に乗るか」も考えながら選びましょう。
敷地の広さと形状は?
駐車スペースに必要な敷地の広さのイメージは上の図のようになります。
思ったよりも前後左右に余裕が必要ですね><
更には、前面道路との位置関係、つまり車の出し入れのしやすさによって、適した形状やサイズがあります。
道路と直角に設ける
前面道路幅が4m以上あり、駐車スペースの奥行が車の長さ以上確保できる場合に適しています。道路幅が狭い場合は、間口を広めにすると車の出し入れがスムーズです。
道路と斜めに設ける
敷地が変形している場合、前面道路幅が狭い場合などに適しています。特殊な形状になるので、それぞれの場所の寸法をしっかり検討することが大切です。
道路と平行に設ける(縦列駐車)
前面道路幅が狭く、道路側の敷地に長さ(奥行)が確保できる場合に。カーポートは、駐車スペースの奥側に支柱を立てる「片流れタイプ」が適しています。
カーポートの高さを考える
ほとんどの場合「標準柱」で対応できると思いますが、所有している車によっては屋根の高いカーポートを選ぶ必要があります。
背の高い車に乗り換える可能性?
将来的に、背の高い車に乗り替える可能性がある場合は、あらかじめ高さに余裕のあるカーポートを選んでおく必要があります。
仮に大きいお車に乗り換えたとしても、横幅や奥行方向はカーポートの屋根からはみ出してでも駐車自体はできるかもしれませんが、高さはそうはいきません><
カーポートの屋根にぶつかるほど背が高い車は駐車することができないので、カーポートの建て替えを余儀なくされます。
トランクやハッチバック
カーポートの高さを決める際、車高だけに目が向きますが、意外と盲点なのがトランクやハッチバック(お車の後ろ側に付いているドア)です。
上に跳ね上げるタイプが多く、開けた時車高よりも高くなることがほとんどですので、実際に測っておくのをおススメします。
土地の勾配
土地には「土間勾配」があります。地面を水平にしてしまうと、雨水などによって水たまりが出来てしまうので、そうならないように、少し傾斜をつけて自然と外に水が流れるようにしたのが勾配です。
一般的な土間コンクリート勾配は2%ぐらいの角度が付けられています。2%と言うと1mで2cm、駐車場の奥行として多いのが5~6mなので、単純計算で10cm近くも勾配がつくことになり、この差がカーポートの高さにも影響してきます><
カーポートは敷地に勾配があったとしても必ず水平に建てられます。勾配に合わせて、屋根を斜めにすることは絶対にありません。そのため、カーポートの前後(または左右)の柱間で勾配があった場合、その勾配の角度と距離の分だけ柱の高さが異なることになります。
例えば、2度ある勾配の低い位置に、高さ「2.2m」の柱を建てたとします。それから勾配の高い位置にも柱を建てますが、屋根は水平を保つ必要があるため、柱の上端が同じ高さになるように柱を10㎝短くして「2.1m」ほどになります。
つまりその分カーポートの有効寸法が減ってしまいます。有効寸法を減らさないためには、勾配の低い位置にくる柱だけ高さをサイズアップすることで対応は可能です。ただ、その分商品代が高くなってしまいます><
雨の吹き込みも考える
カーポートは真上からの紫外線や雨、雪から車を守りますが、横からの風や砂ぼこりは遮断しません。 必要以上に柱の高いカーポートを選んだ場合、内側へ入る雨の量も増えてしまいます><
そのため、少しでも雨の吹き込みを減らしたいということなら、カーポートの高さはなるべく低くする方がいいでしょう。
さて、ここからはワーキング・ビーがおススメするカーポートをご紹介させていただきます^^
おススメカーポート・大仙「リアルポートⅢ」
大仙は創業120年以上の歴史を持つ総合エクステリアメーカーです^^
使い方や敷地など、多種多様な住宅事情に合わせた幅広いバリエーションが用意されているのでおススメです。
少子高齢化が進むなか、近年着実に普及台数が増えている福祉車両や、普通自動車・自転車など、家族の生活に合わせて選びましょう。
1台用
すっきりとしたデザインなので、お家の景観のジャマになりません^^
2台用・基本タイプ
柱が両側にあり、中央に広々とした空間を確保できる基本的なタイプ。
2台用・奥行連棟タイプ
奥行きがあるので、雨の日でも福祉車両の乗り降りなどもスムーズに行えます^^
2台用・Y合掌タイプ
1台用のカーポートをY字に連結したタイプ。中央に柱が集中するため、基本タイプよりも省スペースで設置できます。しかし風にあおられやすく、雨や雪などが中央に溜まりやすいというデメリットもあります。
風向きや耐積雪強度、耐風圧強度と相談しながら決めましょう。
3台用
所有するお車が多い場合やお車での来客が多い方におすすめの配置方法です。十分な広さがある場合におススメです^^
壁付タイプ(1台用)
通常、カーポートは外壁とカーポートの間に、少なくても10cm程の隙間を空けて建てます(※カーポートが風の影響を受けて揺れるため、隙間を取って接触しないようにしています)。
その10cmの隙間からも雨は入ってきますが「壁付け」にするとその分雨が入ってきません。雨の日でもお家の窓を開けやすくなりますね^^
ただし、家の外壁にビス打ちで固定することになので注意が必要です><
壁付けを希望する場合は、必ず家を建ててくれたハウスメーカーや工務店などに確認しておきましょう。
耐積雪型高水準カーポートも
耐積雪性能 50㎝相当(1500N/㎡)のストロングタイプがあります^^
※比重0.3
雪の多い地方の方におススメです。
まとめ
今回は「サイズ」という観点からカーポートの選び方を解説しました。
利便性を高めるためにはただ設置するのではなく、設置場所や駐車の流れや道路との距離・角度など、さまざまな点を考慮するのが大切です。
カーポートの設置で悩まれた際は、ぜひ一度ワーキング・ビーまでお気軽にご相談下さいね^^
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