お役立ちコラム
玄関はモルタル!後悔ポイントは?
最近、玄関の土間をモルタルにする方が増えてきました。
灰色で無機質なイメージのモルタルは、お洒落なカフェのような雰囲気になると人気が高いのです。
これから新築する方、リフォームする方の中には、玄関の床をモルタルにしようとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ところが、玄関をモルタルにして後悔…!?してる方も多いのだとか…今回はモルタル玄関で後悔しない為にもメリットデメリットなどをご紹介していきます^^
まずは床の種類を知ろう!
玄関は「家の顔」。
来客が最初に目にする場所のため、良い印象を与えられるように明るく清潔な場所にしたいものですよね。
玄関に使える床材はどのような種類があるのか、解説いたします^^
モルタル
モルタルとは、セメントと砂を混ぜたものです。
似たものにコンクリートがありますが、コンクリートはセメントと砂と砂利を混ぜたもので、駐車場などに使用されるほど強度が強いという特徴があります。
コンクリートは強度が強く、モルタルは柔軟性が高い…という違いがあります。
タイル
タイルには「磁器質タイル」と「テラコッタタイル」があり、人気が高いのは磁器質タイルです。
大きさや形、色、柄のバリエーションが豊富に揃っており、どんなテイストでも合わせることができます。価格も安価なものから高価なものまであります。
タイルは乾燥や湿気によってひび割れる心配はありませんが、衝撃に弱く割れやすい欠点があるので、他の素材よりも定期的なメンテナンスが必要です。
また素焼きのテラコッタタイルは吸水性に優れている分、シミになりやすいので注意が必要です。
洗い出し
モルタルに玉砂利や石を混ぜ、表面に石が見えるようにお洒落に仕上げたものです。
ただし和のイメージが強いため、和風の住宅の玄関にはよく合いますが、洋風のお家には合わないかもしれません。
モルタルに石が混ざっていることで、強度が上がっています。
天然石
主に御影石などが使用されています。御影石は耐久性が強く、和にも洋にも合う高級石材です。
天然石の模様は唯一無二なので、個性のある玄関になりますが、天然石は素材そのものが高価なので、ほかの素材と比較して費用が高くなります。
水分に弱く、雨に濡れるとシミができでしまうため、取り入れた際は注意が必要です。
玄関をモルタルにするメリットは?
価格が安い
玄関にモルタルを採用した場合、タイル張りや天然石よりも費用が安く済みます。
タイル張りや天然石では、コンクリートでつくった下地の上に素材を並べて貼っていくため、モルタルよりも材料費や施工費がかかります。
新築の場合、とてもお金がかかりますから、少しでもコストを削ることができる点が、モルタル玄関最大のメリットと言えるかもしれません^^
モルタルの独特な雰囲気がお洒落
玄関をモルタルにする最大の魅力は、シンプルな見た目です。
無機質な雰囲気が生活感をなくし、玄関をおしゃれに見せることができます。
また、和・洋のどちらのインテリアにも合わせることができるので、玄関のテイストも自由に楽しむことができますね^^
掃除がしやすい
モルタルは凹凸がないため掃除しやすいので、お手入れが楽になります。
モルタルの掃除方法は、ほうきで掃くか、水洗いでOKです。
また、玄関は砂埃などで汚れやすいですが、モルタルは色がグレー、かつ色ムラもあるため汚れが目立ちにくいというメリットもあります。
玄関掃除の手間を減らしたい人には、モルタル玄関がおススメです。
蓄熱性が高い
モルタルは断熱性は低いですが、蓄熱性は高い素材です。
暖まるまでに時間はかかりますが、1度温まると冷めにくいため、日当たりの良い玄関であれば、モルタルの性質を最大限活かせるでしょう。
後悔しないために!モルタルのデメリットを知ろう!
デザイン性や価格など優れたメリットはあるものの、モルタルにはいくつかのデメリットがあります。
これは性質上避けることができず、仕上げた後に後悔するのでは遅いので、理解しておくことが重要です!
ひび割れが起こりやすい
モルタルには、下地が乾燥すると収縮する性質があるので、ひび割れが生じやすくなります。
一見頑丈そうにみえますが、セメントと砂を混ぜただけの素材なため強度が低いためです。
玄関の湿度や温度管理は難しいため、ひび割れを防ぐのは難しいと思います。そのひび割れを個性や味として楽しめる方であればさほど問題ではないといえます。
木造住宅には不向き
モルタルはひび割れしやすい特徴があると述べしましたが、木造住宅ではよりこのひび割れが起こりやすくなります。
というのも、木造住宅は湿気や乾燥の影響を受けやすく、木材が動き、収縮を続けます。
この収縮はいずれ安定しますが、多くの場合モルタルにも影響があり、ひびが入りやすくなってしまうのです><
色ムラが出やすい
実はモルタルやコンクリートは色ムラができてしまう可能性が高い素材です。
色ムラには様々な原因が考えられます
- 職人による技術不足
- 施工時の天候
- 材料そのものによる成分
色ムラは職人の技術だけでなく、天候や材料の成分により左右されるので、完全に色ムラができないという保障はありません。
色ムラが汚く見えてしまう人や、玄関土間を均一に仕上げたい場合にはおすすめできませんが、色ムラも個性があっておしゃれと思えるかどうかで判断されてはいかがでしょうか?
断熱性が低い
モルタルのデメリットとして、断熱性が低いことがあげられます。
特に冬場は冷えるので、大きな玄関のお宅や、寒冷地で新築する方は避けた方が良いでしょう。
玄関にモルタルを採用する際は、ほかの部屋に玄関の冷気が伝わらないよう空間を区切ったり断熱材などで断熱性を高めるなどの工夫が必要です。
後悔しない玄関の素材選びのポイント
玄関の素材は内装だけでなく、外装とのバランスも考えて選らぶことが大切です!
玄関は外とつながりがある場所なので、見た目だけでなく、機能性や予算を考慮して、玄関選びの後悔や失敗を防ぎましょう!
- 家のコンセプトに合わせて選ぶ
- 機能性や安全面から選ぶ
- 予算に合わせて選ぶ
新築やリフォームで後悔しないためには、情報収集が大切です!
疑問に思ったことや心配事など、何かあればワーキング・ビーにまでご相談くださいね♪
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