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2024.11.13現在

Staff Blog

お役立ちコラム

外壁のコケやカビ、放置しておくととっても危険なのです!

お家の外壁に発生するコケやカビ…気にはなってるけどそのまま放置、という方は多いのではないでしょうか?

でも実はそのコケやカビ、放置しておくととっても危険なのです!

コケやカビを放置すると健康被害をもたらしたり、外壁材を脆くして余計なメンテナンス費用が発生するなどいいことは1つもありません><

コケやカビを見つけたらすぐに除去するのが望ましいのですが、ではどうやって…?というお話しをしたいと思います!

コケを放置すると危険なことに…!

外壁に付着するコケやカビ

「見栄えが良くないなあ」くらいにしか思わない方も多いかもしれません。しかし本当は、お家やお住まいの方に悪い影響をもたらす、とても危険なもの。

さらに放置しておくと徐々に進行して、危険レベルも増していきます。

健康被害

外壁にうっすらと付着していて、拭き掃除ですぐ落ちるようなものは建材に対する危険度は低いです。

しかし、コケの胞子がもたらす健康への被害には要注意です。コケは胞子をまくことで増えます。

お家のすぐそばにコケがあるということは、お家の中にコケの胞子が入りやすい状態…コケの胞子を吸い込むと場合によってはアレルギーの原因となります。ご家族の健康を保つためにも、コケは外壁についていない状態にしておくのが安心です。

また、この状態も放っておくとコケが根を張り、危険度が進行していきます。気付いた段階でお手入れをして、カビ・コケからご家族を守りましょう

壁に根を張って建材が脆くなってしまう

コケは菌類ですので、絶好の環境が揃うとどんどん根を張って繁殖していきます。

そうしてコケが外壁にずっと付着していると、中性化現象が起こり、外壁がもろく崩れやすくなります。

外壁が崩れると建材の素地が見えてしまうため、雨水が家の中に入りやすくなり、後々外壁補修が必要な状態になってしまうのです。

中性化現象とは…
酸性とアルカリ性という、相反する性質同士のものが反応し合って起きる現象。アルカリ性の外壁に酸性のカビ・コケが付着すると、中性化し性質を変えてしまいます。

 

水分を溜め込んで補修できない状態に

コケを放置し続けると、最終的にはもっさりと山のようにコケが盛り上がって”大繁殖”してしまいます。

じめじめした北面や、あまり見ない室外機の裏など、気が付かないうちにこんな状態になっているお家は意外とあります。

コケの根は水分を持っています。それが外壁に根付くということは、外壁の内部が常に水を溜め込んでいることになるのです><

外壁の内部がずっと湿ったままで弱く脆くなり、最後は補修さえできない状態になってしまうことも…!

その結果、洗浄や補修ではどうにもできず、外壁の張り替え工事になり数百万円の費用がかかってしまうなんてことも。早い段階で対処していれば、余計な費用をかけずに済んだかも…と後悔するかもしれません。

外壁のコケやカビは、初期症状のうちに対処をすることが超重要になるのです。

外壁にコケやカビができる原因

そもそも外壁にはどうしてコケやカビができるのでしょうか。同じような時期に建てた家でも、外壁の汚れ具合が異なるのはなぜでしょうか?

コケやカビが増えやすい環境

コケは植物、カビは菌類ですが、どちらも同じような環境を好む傾向があります。

コケとカビは、ほんのわずかな栄養分でどんどん増えていきます。雨などで湿度が上ればすぐに、コケやカビの繁殖しやすい環境ができあがります。

そしてコケ自身も吸水力を持っているため、その水分が徐々に外壁に徐々に浸み込み、さらなる劣化を招いていくのです。

特に、古い家屋の外壁は、防水性能が低下すると雨水が染み込みやすくなるため、コケとカビに好都合な環境になりやすく、また外壁の塗料の耐用年数にもよりますが、短いものでは塗装から5年程度で、防水性能が落ちてくるものもあります。

そのため、外壁の含水率が上がり、コケとカビの発生条件を満たしてしまうのです。

また北向きの外壁など、日当たりの悪い側はコケやカビが生えやすいため要注意です。

風通しが悪いと、さらに湿気がこもりがちです。川や池、貯水池や田んぼなどが近くにある場合も、ほかの場所に比べて湿度は高くなります。また林や森などの大きな樹木が密生しているところでは、地面まで太陽光が届きにくく、常に土が湿っているようなところもあります。

このように、森林や水辺、田畑などに近い空気は水蒸気を多く含んでいるため、そうした場所に面している外壁は、常に湿度が高い環境にさらされていると言えるでしょう。

また、上記の環境に当てはまらない住宅でも、コケやカビの発生しやすい時期はあります。梅雨や冬の結露に悩まされている家では、屋外と屋内との温度差が大きくなりがちです。

こうした場合、家の外壁にも結露していることが多いため、コケやカビの繁殖を許してしまいます。

コケやカビができやすい外壁の種類

「うちと同じような環境なのに、どうしてあそこのお家は、外壁が汚れていないのか」、と不思議に思ったことはありませんか。こまめに外壁の清掃をしているかもしれませんし、塗装を終えたばかりかも?しかし、それだけではなくほかにも理由があります。

それは、外壁の素材や塗装による違い。

現在、さまざまな外壁材が使われていますが、その中にも、コケやカビが繁殖しやすかったり、しづらかったりするものがあります。

フラットでつるっとしている素材は、水はけもよく、乾きやすいため、コケやカビも繁殖しにくくなります。逆に、デコボコしていたりザラついていたりする素材は水はけが悪く、くぼんだ箇所に水が溜まりがち…つまり、コケとカビに適した環境を作りやすい素材である、と言えます。

コケやカビを予防するのに適した外壁は、金属系のサイディングボード、タイルです。
または、低吸水性タイプのレンガもおすすめです。

一方、デコボコしたサイディングボード、モルタル壁、コンクリート壁、スタッコ塗装、セラミック塗装、リシン塗装などは、コケとカビが生えやすい素材であると言えます。

ザラザラやデコボコのある素材で、さらに耐水性が劣化した外壁を設定されている場合は注意が必要です!

外壁のコケやカビの掃除方法

外壁に生えたコケとカビは、軽いうちなら除去できる可能性があります!

ただし、たわしなどでゴシゴシと力を入れてこすり洗いしてしまうと、外壁やコーティングを傷つけてしまいます。もしコーティングが剥がれれば耐水効果もなくなり、より大きな修繕費用が必要になってしまうことも…

ここでは自分でできるお掃除方法を紹介します。

外壁用洗浄剤を使ってやさしく拭きとる

表面にコケの胞子が軽く付着している程度であれば、軽く濡らしたスポンジ(柔らかい面)でふき取ることで、簡単にコケの汚れを取ることができます。

まずは外壁にまんべんなく水をかけて、泥汚れなど落とせるものは洗い流し、外壁用洗浄剤などを使ってスポンジでやさしくこすり洗いしてください。

たわしやブラシなどを使うのは絶対にNGです><

スポンジは必ず柔らかい面を使って、優しくコケをふき取ってください。硬い面を使うと、外壁や塗膜を傷つけてしまう可能性が有りますので、使用は避けましょう。

高圧洗浄機はNG!

高圧洗浄機を使えばすばやくコケを落とせるのでは…?とつい思ってしまいがちですが、高圧洗浄機は絶対に使用しないでください!

高圧洗浄機を使うと、外壁に残っている塗膜も落ちて、かえってコケが付きやすい状態にしてしまうからです。

でも業者に頼むと高圧洗浄機を使うのでは?と疑問に思うかもしれませんが、高圧洗浄は、必ず外壁塗装とセットなのです!!

スポンジで落とせないコケがあるということは、そもそも外壁の防水塗膜が効かなくなっている可能性が高いです。お家のSOSサインを見逃さず、外壁塗装をご検討くださいね!

 

外壁にコケがつくのを防ぐ予防法とは?

コケやカビの発生を抑えるには、多湿で風通しの悪い環境を作らないこと。

外壁の素材を変えたり、再塗装したり、定期的なメンテナンスをしたり、数年おきのチェック・修繕を怠らないなど、できることから始めていきましょう。

外壁周りの風通しを良くする

日当りの悪い北面、川沿い、木の多い公園のそばなど、お家がコケがつきやすい環境にある場合でも、自分で取り除くことができるものもあります。

例えば、お家の周りを取り囲む植木や雑草。

外壁のそばに植物が茂っていると、コケの胞子がすぐ飛んでこれる状態なので、外壁にも付着しやすいです。また、植物が壁に密着するほど近いと当然そこは日陰になって、じめじめした環境にもなってしまいます。

そのため、雑草ならこまめに草を取る・除草剤を撒いて草を生えにくくする・砂利を敷く、植木類なら定期的に剪定して壁にくっつかないように整える、という対策ができます。たったこれだけですが、外壁周りの環境は大きく変わります。

コケの生えやすい環境を少しでも取り除いて、お家を保護してあげましょう。

防カビ・防藻塗料で塗装をする

塗料の中には、「防カビ・防藻塗料」という、汚れの付きにくい機能性塗料があります。微生物の増殖を抑えたり、静菌作用、殺菌作用をもっている塗料のことを指します。

コケの繁殖も抑えてくれますので、外壁塗装の際にはこのような塗料を選んでみましょう。

また「ツヤあり塗装」を使うことも有効です。

外壁に使う塗料の種類は、「ツヤあり」と「ツヤ消し(ツヤなし)」に大別されます。
ツヤありでは、ピカピカと光沢ある仕上がりになり、逆にツヤ消しは、光沢を抑えた仕上がりになります。

ツヤありは、デコボコがなく滑らかな外壁になるため、撥水性が高く、汚れも溜まりにくくなるので、コケとカビの好む環境ができにくく、外壁自体も長持ちしますよ。

ツヤ消し塗料の中には、光沢を抑えるために、外壁表面をデコボコさせる材料が混ぜ込まれているものもあります。
そのデコボコに湿気や汚れが溜まりやすくなってしまうのです。

ただし、ツヤあり塗装はデザインを重視した外壁に塗ると、重厚感や高級感が失われてしまう…というデメリットもありますが…

今、光触媒塗料が注目されています

光触媒塗料は、セルフクリーニング効果を持つという特徴があります。

光触媒塗料を使った外壁は、ホコリやチリを寄せ付けにくく、排気ガスなどの大気汚染物質を分解する力を持ちます。分解された汚れは外壁表面に浮かび上がり、次回の雨で流されるというシステムです。

画期的な塗料ですが、そのぶん高額になるのでご予算次第となります…。

気になる場合はまずはご相談を

 

外壁のコケやカビは、アレルギーの原因となったり、外壁を脆く傷めたりする、とても危険な存在です。「少しくらい放っておいて大丈夫だろう」と思わず、すぐに対処しましょう。

手の届く程度の軽度のコケは、スポンジや洗剤を使って、優しく掃除することでご自身でお手入れできます。

既に広範囲に繁殖していて頑固に根付いていたり、高所に汚れが及ぶ場合はご自身での対処が難しいため、プロに任せください!

ワーキング・ビーでは、皆様からのお家のお困り事など、迅速に対応いたします!お気軽にご相談くださいね^^


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