お役立ちコラム
屋根の補修をDIYでする方法 リスクはある?
今年も台風の季節がやってきました。大雨による被害の規模も年々大きくなってきて心配ですよね。
台風や竜巻の突風などで屋根に被害を受けたのに、状況によってはなかなか業者の予約が取れない…なんてことも。屋根の場合、速やかに適切な処置をしないと雨漏りや建材の腐食・サビなどに発展する恐れがあります。
そこで今回は、DIYで屋根の補修する方法などについてお話いたします!
ただしDIYの場合あくまでも応急処置でしかなく、さらに十分な安全対策が取れる場合に限られますので、その点ご理解くださいね><
屋根の補修・修理の種類
大阪でも数年前に大型台風で多くの家屋が被害を受けました。そのため長期間ブルーシートが被せられたままのお家がたくさんありましたね。
もちろんこの方法は応急処置で、このままにしておくと、反対に雨水が乾燥されにくくなりなり、ますます屋根を傷めることになりますので、できる限り早く対処しましょう!
「部分補修」と「全体補修」
「部分補修」とは、屋根の一部だけに問題が起きた場合の修繕方法です。
部分的に補修をすれば、当面は問題なく生活できるだろうという予測のもとに行われます。
ただし、一部だけの損傷でも、被害が建物全体に及ぶ状況では、部分補修ではなく屋根の全体修理が必要になる場合もあります。
「全体修理」とは、屋根の全面を修理する大掛かりな工事のことです。
屋根材の耐用年数を超えて傷みが目立つときや、大きな雨漏りが見られるときなど、全面的な改修を要する場合に行われます。
また、築年数の古い住宅を全体リフォームなどでも、屋根全体を新しくすることがあります。
なお、一口に「全体修理」といっても、表面的な作業で済むこともあれば、屋根材をすべて交換したり、既存の屋根に被せたりなど、施工方法はさまざまです。
それでは主な修理方法をご紹介します!
カバー工法(重ね葺き)
一般的に日数も費用もあまりかからない方法が、「カバー工法」です。今ある屋根を残したまま、その上に新しい屋根を被せる方法で、「重ね葺き」とも呼ばれています。
現在の屋根を解体しないため作業時間が短く、廃材の処分費用もかかりません。室内からの作業は不要で、塗料のにおいも発生しないため、普段と変わりなく生活できるのもメリットですね^^
屋根塗装
今ある屋根に新たに塗装を施すことで、さらに屋根材の寿命を延ばすことが可能です。
屋根は常に日差しや雨風、雪などにさらされ続けているため、どうしても経年劣化を避けられません。それを防ぐのは塗装ですが、その効果も永久的ではないため、定期的な再塗装も必要です。
塗装で屋根材を保護すれば、防水性や耐候性、遮光性、断熱性をアップできます。選ぶ塗料や面積によって費用は異なります。
葺き替え
屋根材をそっくり新しいものに交換することを「葺き替え」といいます。今ある屋根をすべて撤去して、下地の補修でしっかりと雨漏り対策を施してから、新しい屋根材へ葺き替えます。
屋根材の軽量化や遮熱・断熱性の強化、地震によるダメージ軽減など多くのメリットがあります。
そのぶん、工期は長く費用もかかりますが、今後長く住む予定の家なら、長い目で見ればお得な方法と言えるでしょう。
また、屋根材を変える工程で足場を組む必要があることから、外壁リフォームを同時にやるのもおススメです^^
屋根の素材と修理方法
スレート屋根
一般的な建物の屋根材に多く使われているのが、「スレート」です。
天然のスレートは、粘板岩などを薄く加工した板で、機能的かつ見た目がおしゃれな素材ですが、希少で高価なため、あまり一般家庭には使われていません。
天然スレートを模して、セメントとほかの素材を混ぜて作られたのが「化粧スレート」というもので、天然スレートと比べて安価ながら、おしゃれで薄く、軽量で施工もしやすいため、雪害のない地域で広く使われています。
化粧スレートの耐用年数は、10~15年。
商品によっては15~20年程度もつものもありますが、そのぶん価格は高くなります。
ただし、気象条件や立地により、耐用年数は変化します。
化粧スレートが劣化した場合に見られる症状は、主に塗装の剥がれ・ひび割れ・反りなど。スレートを保護する表面の塗装が剥げるほど、劣化スピードは加速していきます。
スレート屋根の一部が破損した場合は、コーキング補修
欠けや割れを取り除いてきれいにしたあと、雨水などが入り込まないようにコーキング剤ですき間を埋めます。
その上から新しい屋根材に差し替え、元通りに設置して完了です。
新しい屋根材が一部だけ目立ってしまいますが、この方法だと補修費用を安く抑えられます。
DIYならコーキング剤で傷を埋めて応急処置する方法もあります。
瓦屋根
瓦屋根は、古風な日本家屋に多く見られる屋根材です。一口に瓦といっても、素材は粘土やセメント、陶器、金属などさまざまです。
素材により耐用年数は異なりますが、一般的に実用に耐えうるのは30年程度と言われています。
瓦屋根は頑丈な反面、重量がとても重くなるため、しっかりとした造りの建物でなければ支えきれません。
もっとも、近年では軽量でデザイン性のある洋瓦も登場しています。
瓦は強風で飛ばされたり、地震で崩れたりすることがあるため、落ちる場所によっては危険を伴います。
また、劣化によるヒビ割れや、下葺材や漆喰の剥がれ・崩れなどにも注意が必要です。
部分的な瓦の欠けや割れなら、該当箇所だけを新しい瓦に交換
DIYなら「瓦パテ」で補修する事もできますが、瓦そのものを変えた方が良いでしょう。
トタン屋根
トタン屋根は、かつて日本各地の一般住宅で使われていましたが、現代では新築の住居に使われることはほとんどなくなりました。
一方、最も安価な金属製の屋根材として、ガレージや倉庫、プレハブなどでは今も使われています。
トタンの耐用年数は10~20年程度と言われています。しかし塗装は剥がれやすいため、サビが出やすい難点も。
トタンは亜鉛メッキでできており、一箇所でもサビが生じると、適切にメンテナンスしない限り、どんどん広がります。
そのうち穴が空いて、雨漏りに発展してしまったり、台風などであおられて、トタンが飛ばされる例もあります。
小さな穴なら防水テープで
DIYなら防水テープで応急処置も可能です。
屋根の補修をDIYでするリスク
軽微な補修ならDIYで済むこともありますが、実際のところおすすめはできません><
高い屋根に上る場合、プロの業者でも徹底した安全対策をとったうえで、作業を行います。万全な対策や装備を揃えられない一般の方では、リスクが大きすぎるのです。
通常2人以上での作業が必須となりますが、見守りや人手が多ければ絶対安全というわけでもありません。
実際、過去には屋根の汚れやコケで滑落したり、屋根を踏み抜いたりした落下事故の事例が報告されています…。
またDIYで屋根に上った結果、修理箇所以外を傷めてしまうリスクもあります。
一見手軽で費用も安く抑えられそうに思えるDIYでの補修…これらの理由から十分な検討が必要となります。
火災保険適用外になることも
実は、漆喰の崩れや屋根材の割れの原因によっては、0円で補修できる可能性があります。それは火災保険の風災補償です。
この補償を使えば、例えば台風で屋根が破損したと思われる場合など、補修費用を火災保険でカバーできる可能性が高いのです。
しかし、風災補償という名の通り、風災・水災以外による崩れや割れは対象外なのです。
DIYで屋根に上ってしまうと、その行為が原因で風災補償の対象外になってしまう恐れがあります。
たとえ、本当に風で壊れても、保険会社は、屋根に上った際に壊れたのではと判断する場合もあるからです。
火災保険は、住宅火災が発生したときの備えとしてご加入されている方も多いと思いますが、その補償範囲は広く、水災や風災なども、保証の対象に含まれています。
例えば、強風で屋根が剥がれた、大雨で床上浸水した、などの被害は保証に含まれているものが大半です。
また、火災保険の補償は、過去にさかのぼっての申請も可能になっています。(被害に気付くのが遅かった場合もありますからね。)ですので、お住まいの屋根、外装部分に気になる症状がございましたら、一度当店にご相談ください。
※100%全ての火災保険に入っているとは限りませんので、現在ご加入中の保険の内容をご確認ください。
火災保険に加入済みの方は、極力DIYは控えましょう!
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